ある職業が偏見で語られているところを目にすることがある。
代表的なところで言うと、肉体労働・接客系の仕事などはよく偏見で語られているところを見る。
その業界で働いてる人もプライド持ってやってるんだから差別しないで!と主張している様子もよく見る。
Twitterなんかじゃ、おセクシーなお仕事してる人が偏見だらけの客への不満を漏らしてたりするよね。
職業によって偏見を持たれやすいことがあるのは事実だろう。
偏見を持たれてしまう職業の特徴とは何なのかを徹底解剖しよう。
徹底解剖といっても答えはカンタンだ。
誰でも始めることができる仕事だからだ。
ホリエモンが保育士を誰でもできる仕事であると言って炎上したことがあったが、その意見に近い。
厳密に言うならば、その仕事に対して全くプライドを持っていない人が参入しやすい業界ほど、偏見を持たれやすくなるということだ。
例えば身分証が無かったり、前科持ちでも雇ってもらえる仕事がそれに該当する。
仕事が無い人が、とりあえず手に職つけたいと思った時に適当に始められる仕事ほど偏見を持たれやすい。
適当に始められる仕事だから、その業界に愛着を持っていない人が紛れ込む。
業界に愛着を持っていない人が多いほど仕事が適当になるし、ちょっとくらい客を騙しても儲かればいいやという、悪どい考え方をする人が増える。
このような適当で悪意のある人間が様々な所で問題を起こしてしまうため、その業界の人間全てが悪人なのではないか?と思われてしまうことがあるのだ。
具体的な例を挙げれば土木、ホスト、介護士などだ。
これらの仕事は、特にその仕事を好きでなくても簡単に参加することができる。
お金さえ貰えればそれでいいやという思考の人が多く集まりやすいのだ。
もちろん、その業界を愛して働いている人は、質の高い仕事をしっかりと行なっている。
だからといって、偏見を持つなというのは難しいだろう。
悪人を受け入れやすい体制を作ってしまっているという事実があるのだから。
反対に、適当に仕事をする悪人が中々参加することができない業界は偏見を持たれにくい。
弁護士・医者など、そこで働くまでに大金や勉強が必要な仕事には、その日のお金のためだけに働こうという適当な人間が集まりにくいからだ。
適当な人間を省くことによって、仕事にプライドを持ったプロフェッショナルのみが集まりやすい仕組みを作ることができるだろう。
つまり、業界に対して偏見を持たれたくないのであれば、その業界に入るためにパスする必要がある試験をいくつも用意してやるといい。
いくつもの試験を通過した精鋭のみが働けるようにしてやれば、安直な手抜きをして評判を下げる人が入りにくくなるだろう。
しかし、手間暇をかけて人材を選りすぐるわけだから、当然通過した者たちには高い報酬を支払わなければならない。
簡単にまとめると、業界が偏見を持たれないようにするためには人材の質を上げなくてはならない。
しかし、人材の質をあげるためにはお金がかかる。
当然の理屈に落ち着いてしまうことになる。
偏見を持たれて困っている業界の人は、まず良い人材を得るためにやるべきことを考えよう。
さらに、良い人材を得るために必要なお金を計算してみる。
業界全体を良くしようとするといくらお金を積んでも足りないが、もしかしたら自分の店くらいなら評判を高めることができるかもしれない。
他のお店は適当だけど、あのお店なら信頼できるという世間からの評価を作ることができれば、非常に有利に立ち回ることができるだろう。
業界自体が偏見を持たれやすい場合はむしろチャンスだ。
人材育成に力を注ぐことによって、適当な人間が多い業界の中で頭一つ分抜け出ることができる可能性があるだろう。
自分が偏見を持たれやすい不利な業界にいる場合は、逆転のチャンスを狙うことができる点もよく覚えておこう。
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